会長挨拶

新しい年度がスタートしました!

公益社団法人岩手県栄養士会 会長 澤口 眞規子

 さわやかな初夏となりました。皆様にはいよいよお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
 また、関係各位の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り、心より御礼を申し上げます。
新型コロナウイルス感染拡大対策の中、昨年度は会員参集を求めず書面決裁により新体制をスタートさせましたが、「久しぶり元気な仲間の顔だけでも見たい」という希望があり、本年度は通常どおりの定時総会を開催いたしました。当然、感染対策を強化し、お喋り少なめ、アイコンタクトではありましたが、集まった60余名の会員の皆様は、はつらつ元気な表情で安心いたしました。

 総会の午前中は、「岩手県栄養士研修会」とし、昨年度に中止した栄養改善学会に予定していた岩手医科大学緩和医療学科特任教授の木村祐輔先生から、「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)と生涯を通じた食の効果」と題し講演をいただき、また、同病院栄養部栄養士長の二本木壽美子さんから 「人生の最後までの食をサポート」として実践発表を加えていただきました。
 ACPは単に延命治療等の医療行為の是非を事前に決めておくことだけではなく、「生きる」ことに向き合うために、患者様を中心に家族や親しい人の話合いのプロセスがいかに大事であるかを教えていただきました。お二人の講演を通じて、その支援者として必要な情報を提供し、関係者が望むケアサポートを、我々専門職として具現化していく必要性を学びました。とても心に残る研修会でした。

 また、昼食時間にはランチョンセミナーを企画しました。協賛企業様にプレゼンいただき、商品理解と情報共有を目的に行ったところ、大成功でした。ご協力いただきました各社様、誠にありがとうございました。

 さて、午後からの定時総会においては、昨年度は、コロナ禍にあっても各種事業が概ね予定通り実施されたこと。まして、岩手県食形態標準化推進事業にあっては、全県関係施設から回収率94%もの実態調査成績を踏まえ、「食形態標準化ガイドライン」を作成し、試食を伴う研修会が開催できたことは高く評価したいと思います。調査集計、原稿執筆、編集校正、そして安全衛生に配慮しながらの試食会は誠にご苦労が多かったでしょう。専門委員をはじめ、会員の皆様が心をひとつにして、目標の実現に最大の努力をしていただきました。
 本年度は、その展開として「嚥下調整食の調理力アップ講座」を県下20カ所で開催いたします。
例年、大好評の生涯教育研修会も素晴らしい講師の先生をお迎えし開催する準備を進めております。なお、各職域会、地区会の活動については、コロナ対策の進捗を見て改めて計画することとしております。

 今般、栄養士研修会参加者にアンケートを取りました。「コロナ禍での対面式研修の開催について」です。
回答者約50名のうち、「直接、講師のお話を伺えて良かった」76.6%、「コロナ対策されていたので安心した」40.4%、「仲間に会えて嬉しかった」27.7%、「web開催も希望する」21.3%(重複回答あり)の回答がありました。「全面中止したほうがよい」1名もありました。皆様の思いを大切にして今年度も、栄養士会の社会的な役割を目視し、活動を続けて参ります。
 会員各位、関係団体の皆様の尚一層のご協力とご支援をお願い申し上げ、令和3年度事業活動のスタートに当たり、ご挨拶とさせていただきます。


2021年6月吉日