公衆衛生職域会

行政栄養士研修会

日時:平成26年1月30日(木)
場所:岩手県国保会館5階大会議室
<内容>

  1. 情報提供
    • 「岩手県からの情報提供」
      岩手県保健福祉部健康国保課 技師 古舘伸郎氏
    • 「国保データベース(KDB)システムについて」
      岩手県国民健康保険団体連合会
  2. 活動報告
    • 「長野県の健康づくり・栄養改善事業の取り組み」
      長野県北信保健福祉事務所 健康づくり支援課 小林ゆかり氏
  3. 講演
    • 「健康日本21(第二次)と新しい行政栄養士の業務指針のポイント:成果の見える栄養施策のために」
      講師:新潟県立大学人間生活学部健康栄養学科 教授 村山伸子氏
  4. グループワーク及び全体討議
    • 「地域における行政栄養士による健康づくり及び栄養・食生活の改善の基本指針について~ワールドカフェ方式で~」
      コーディネート:岩手県一関保健所 上席栄養士 澤口眞規子

 

≪評価・特記事項≫
今年度は、新たな行政栄養士の基本指針である「地域における行政栄養士による健康づくり及び栄養・食生活の改善の基本指針」を理解し、自治体の栄養・食生活の施策の成果を最大に得るための方策を見出す能力を育成することを目的としました。

活動報告では、平均寿命が男女とも全国1位、年齢調整死亡率が男女とも全国最低、後期高齢者の一人当たりの医療費が低いなど、健康状態の良い県である長野県の取り組みについてお話を頂きました。
3年に一度の県民栄養調査を長年実施し、調査結果を詳細に分析、ターゲットを絞り込むとともに、対象者にあった健康教育を進め、また、調査を行って評価するという、「PDCAサイクル」を的確に行ってきた状況が理解できました。
取り組みを行う際は、県民運動として大々的にキャンペーンをはり、関係者が共通認識のもと一丸となって取り組んだことがより成果につながったなど、参考となることが多かったです。
講演では、新しい行政栄養士の業務指針と健康日本21について、村山教授から詳細に解説をいただいて理解が深まりました。先生は施策時に関わっていたので、施策時の背景も説明していただき、より必要性などが理解できました。
効率よく成果の見える事業を展開していくには、地域の現状分析が大事で、既存のデータを上手に使って、的を得た取り組みをする必要性があることを改めて認識しました。
データ分析を行い課題を明確にして、対象を絞り、成果の見える栄養施策の方法を他県の事例を参考にしながら進めていきたいと感じました。
グループワークでは、ワールドカフェ方式を採用し、より多くの人と気軽に自由に話し合うことで、多くの情報を得て自分の考えに広がりを持たせることの効果を得ました。

活動報告及び講演を聞いて感じたことをグループワークの中でも振り返ることで、「組織全体で共通認識をもって取り組みを行う必要性」、「他職種との情報共有」、「職域を超えたネットワークづくり」、「地域課題を明確化するためのデータ分析能力を身につける」など、今後やるべきことに気が付き、業務をする上でのヒントを得た参加者が多かったです。